秦原廃寺跡の塔心礎
岡山県総社市秦


 隣県の広島県福山市にお住いの藤井英樹さんから頂いた資料をもとに作りました。
総社市の秦(はだ)にある秦原(はだはら)廃寺跡に塔の心礎が残っていて、心礎の中央の窪みにたまった水をつけるとイボが取れるといわれています。

中央のお堂の左に廃寺の心礎がある 心礎石の水をつけて疣取り祈願


同じような建物の心礎がいぼ神様と言われているところが現在のところ全国に6か所あり、ここが7つ目です。
そのうち廃寺の心礎と言われているのは4か所です。

(1)白髭神社の疣宮さん(静岡市清水区北脇)~北脇の疣石と言われる心礎石の窪みの水をイボにつけて祈る。
(2)三河文護寺跡の礎石(愛知県豊田市寺部町・隋応院)~礎石にたまった水でイボを洗うとイボが取れる。
(3)三河丸山廃寺の心礎(愛知県岡崎市丸山町)~いぼころりといわれている。
(4)芦屋廃寺跡塔心礎の礎石(兵庫県芦屋市伊勢町12)~心礎の窪みの水をイボ落としという。
(5)菖蒲廃寺の塔心礎(鳥取市菖蒲)~心礎にたまる水はイボ水さんといわれる。
(6)相原廃寺跡の礎石(大分県中津市相原)~礎石(疣石)にたまった水を イボにつけるとイボがとれる。(2015年7月14日記・8月3日更新)

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